GPSとして使えることもあって、ハンドルにiPhoneを固定して走ることが多くなった。
しかし、困るのはバッテリーの消耗が激しいこと。
補助のリチウムバッテリーを持ち歩けばいいんだけれど、その充電を忘れてしまうと万事休す。
...ん?
ちょっとまった、自転車のライトは発電して点けているんだよね。
だったら、それをスマートホン充電に振り分けられないかな?
ダイナモの出力は交流で出力は安定していないから、これを直流で安定させればいいわけだし...。
とまあ、これは誰でも考えることなので商品化されてました。
ハブダイナモなど、自転車に元からついている発電機の出力を5VのDC出力に変換する装置。
ダイナモからライトに伸びるコードの中間に挟み、ライト出力(スルー)にするか5V(USB)にするかをスイッチで選べる。
はじめはこれにしようと思ったんだけど、私の自転車はハブダイナモからライトだけではなく、サイクルコンピューター(速度計など)にも電源と信号が供給されているので、切り替えてしまうとまずい。
おまけに5Vとなると、iPhoneの充電用にはそのまま使えない可能性が高い。
というわけで、別の方法を考えなければ...。
次に見つけたのがこれ。
価格も安いし、実用にはこれで十分そう。
しかし、プリミティブすぎないか...
で、実際に取り付けたのがこれ。
前輪を一度取り外して挟む必要があるものの、手元でライトのオンオフができるスイッチもついていて、なかなかよさそう。
出力も3Vで、そのままiPhoneにつなげる。
実際の取り付け状態とレポートは続きをどうぞ。
TiGRA BikeCharge Dynamoを実際に取り付けた状態がこれ。
本来は前輪の右側に取り付ける仕様なんだけど、右側にはハブダイナモの出力端子があるので、ひっくり返して左側につけてみた。ロゴが逆さまなのはそのせい。
iPhoneへの供給はこんな感じ。
左の温度計の後ろにちょっとだけ見えているグレーのスイッチが、ライトのオンオフ用スイッチ。ゴムバンドでハンドルバーに固定できるようになっている。
で、実際に使ってみてどうか。
取りつけた事による回転の負荷はほとんど感じないし、音もしない。
時速5キロを超えるあたりから、iPhoneへの電源供給がはじまった。
しかし、供給は断続的なもので、スピードを上げても持続的には供給されていない様子。
3秒供給して3秒休み...みたいな感じ。
電源の安定化をしているためだろうか。
GPSをオンにして、最高の輝度で常時画面表示させ、ついでにYouTubeを受信させながらだと、iPhoneのバッテリーは徐々に減っていく。
(まあ、こんな使い方はしないだろうけど)
本気でフル充電したいなら、iPhoneの電源をオフにしてつなぐ必要があるかもしれない。
しかし、バッテリーを保たせるという目的は十分果たせそうだ。
おまけの心理効果。
iPhoneを充電していると思うと、無意識に回転数をあげて自転車をこいでしまうようだ。
正直しんどい(^^;)
(追記:2013年3月20日)
TiGRA BikeCharge Dynamoの構造的欠陥が判明。
回転するディスク部分のダスト対策が不十分なため、水たまりやダートを走行すると砂を噛んでしまい、騒音を発してしまう。
分解して掃除すればいいのだが、全体を取り外さなければならないので、結構めんどくさい。
もうひとつの対策として、舗装道以外ではスポークの固定用ピンを外しておくという手もある。しかし、小さな部品だし、なくすとやっかいだ。
というわけで、現在Biologic社のReeChargeへの換装を検討中。
こちらはハブダイナモ装備車専用だが、整流器とリチウムバッテリーのセットで使い勝手も良さそう。
近日中に換装レポートを掲載します。
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