[半月通信] シッポ追いのジレンマ - シッポ追いの日々

[半月通信] シッポ追いのジレンマ

初対面の猫はたいがい緊張している。
いきなり知らないヒトが得体の知れないモノを持って近づいてきて、カシャカシャやるんだから当たり前だ。
変だし、怖いし、意味がわからない。とりあえず逃げたい。
こんな調子では、写真を撮らせてくれるはずがない。
そこでこちらはコミュニケーションを図る。
話しかけたり、撫でたり、耳の裏や首筋を掻いたり、耳掃除をしたり。
仲良くなると近づいて写真を撮れる。
カメラも意識しなくなるし、すぐ近くで自然な姿を撮すことができる。
その反面、遠くから見かけて思わず撮りたくなるようなポーズは難しくなってしまう。
なぜなら、知らないヒトから逃げる間合いと、遊び相手に気づいて挨拶したり駆け寄ってくる間合いでは、断然後者の方が長いから。
遠くから気づかれると、こちらをガン見して一直線に走ってきてくれたりして、それはとても嬉しいことなんだけど、さっきの姿も撮りたかったんだよ。
写真のために君たちと仲良くならないようにするなんてできないしね。

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このページは、fixxが2011年9月29日 01:32に書いたブログ記事です。

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