ゆうどきの水辺。
容赦のない川風に運ばれる霙が叩きつける。
こんな場所でも猫は生きていかなければならない。
本当はもっと彼らを撮ってあげたかったんだけど、失敗しました。
雪に覆われた護岸壁を滑り降り、新雪に埋まりながらカメラを構えた。
...が、撮れない。
背負っていた防水カメラバッグが体温で暖まっていたらしく、レンズの内側が曇ってしまった。
しょうがない、カメラごとタオルでくるんで馴染むのを待とうか。
しかし、時刻は午後5時、もう日没を過ぎている。
どんどんあたりは暗くなる。
防寒着は機能しているものの、指先と浸水した靴の足先が痺れてきた。
このままだと、護岸壁をよじのぼるのがしんどそうだ...。
しょうがない、曇ったままのレンズで数枚撮影して撤退。
去年もこんなことあったなあ。
めったに雪の中での撮影なんかしないから、つい確認を怠ってしまう。
もっとがんばりましょう。
お疲れ様でした、猫ちゃん切ないなぁ。