2012年5月の「この一枚」 - シッポ追いの日々

2012年5月の「この一枚」

2012年5月6日の「跳躍」から

今回はあまり悩みませんでした。

大雨の後、ボス猫のクロがいちはやくテリトリー巡回を開始。
水辺はすっかり様変わりしていて、道は川になり、草むらは湿地になり、岩は島になっていましたが、荒天の後など、流れ者の猫が入り込むことがあったり、魚が打ち上げられていることもあるので巡回は欠かせません。

突如できた川の前で、クロはしばし悩みます。
跳ぶか、歩くか。
この間に私は慌ててカメラをセット。
片膝をついた姿勢で左膝はどっぷり水の中、右足の甲にカメラを乗せ、予測コースにピントを合わせ...。
跳んだ!
コースは予測よりちょっと右にずれましたが、まあ仕方ない。

この後もクロに同行して、跳ぶところを撮ろうと試みました。
しかし、この後クロはジャブジャブ歩いて渡ることを選択。二度目のチャンスは訪れませんでした。

このクロは元々運動能力が高く、中猫のころ、秋の夕暮れに月に向かって飛び跳ねていたことがあります。
実際にはトンボを獲ろうと垂直に飛び上がっていたのですが、2m近く飛び上がり、体をひねりながら着地する姿は、まるで月を獲ろうとしているようでとても幻想的でした。

こちらのほうは、いつどこで跳ぶか予測がつかず、とうとう思うようには撮れませんでした。
旧ブログの「子ネコは跳ねる」が、その時の画像です。もう、あんなチャンスは来ないかな...

※2012年9月、この写真が公益財団法人どうぶつ基金「ワンニャン写真コンテスト2012」みみ先カット猫部門で入賞しました。

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fixxさんの会心作。
手・脚・胴体・尻尾・耳・すべてが伸びて、浮かんでいます。
そして、足の肉球4個が足指から離れて、川面に落下しようとしています。
ボス猫クロは、宇宙遊泳をしているのでしょう。
fixxさんの心も並行して、宇宙遊泳をしていたのかな?

すばらしい。
黒いシルエットと水面に写りこんだシルエットが何とも言えない
雰囲気を醸し出しています。
それにしても、すごい跳躍力だ。

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