(旧ブログより、2009年12月27日)
デジタル一眼でズームレンズを使い、茂みだのの中に入って猫を撮る。
そうすると割と頻繁にカメラの心臓部に埃やチリが入り込む。
そのいくつかは、映像素子の前にあるローパスフィルタにくっついてしまう。
銀塩カメラなら、ここにあるのはフィルムの感光面。
埃がついてたって、フィルムを巻いて写す次のコマには影響しない。
でも、デジタルではそうはいかない。
通常の撮影では気にならないが、絞り込む(f値を大きく)して撮影すると、あちこちにゴミが姿を現す。
絞り込んで撮るのが好きな私にケンカ売ってるような現象だ。
でも、メーカーで清掃してもらうと1週間くらいかかるし、対面清掃してくれるショップも少ない。
だから自分でやるしかない。
私が使うのは2つの道具。
ひとつは箸のような棒にクリーニングペーパーを巻き、クリーニング液をたらして拭く道具。
原始的きわまりないが、メーカーも推奨している清掃法だ。
しかし、問題は清掃するフィルタが脆弱な部品だということ。
強く拭いてひっかき傷でもつけば部品交換するしかなくなる。
1週間の納期と結構な値段が消えてしまう。
クリーニング液が多いと跡がつくので、一滴が薄く全体に回るようにして、
力を入れず、でも手早く、何度かフィルタ表面を拭う。
拭き終わったら、うんと絞り込んで何もない青空を撮影。
画像をPCで確認してゴミが残っていないか探す。
これを何回か繰り返し。
でも、完全に取ってしまおうと考えてはいけない。
ガマンできる範囲で満足しないとカメラを壊してしまう。
今度は電動でゴミを吸い取るクリーナーで内部の埃を除去。
どうせまた入るんだけれど、取っておくにこしたことはない。
全部終わると小一時間。
やれやれ。
神経を使う作業で、終わると首が痛む。
ここまでやっても、どうせすぐにまたゴミがつくんだよな...
コメントする