私がシッポ追いになる前、さまざまなコンテンツを掲載していたサイトを今月限りで閉じることにしました。
興味の方向がずれてしまい、何年も更新していないのにスパムばっかり来るようになっていたからです(^^;)
ほとんどの内容は猫とは無関係でしたが、「シッポの名誉」というコンテンツは写真のない「シッポ追いの日々」っぽいので、今さら感はありますが、こっそり抄録してみることにしました。
※写真はブログ記事からの再録で、当時はテキストのみでした。
冬はきっと悪いやつだ。
毛の一本一本に入り込む、
よそよそしい気配。
ひげを震わせる硬い風。
遠くにまで響く唸り声。
僕だけが知っている
本当に恐ろしいもの。
真実はそこに開かれている。
このひげが導く先、
軒下の闇のなか、
風にまじるかすかな匂い。
尻尾の名誉を賭けてもいい。
すべては目の前にあり、
この爪にかかろうとしている。
ああ、それなのに
猫缶を叩く音、晩餐への誘い。
神よ、我が探求もこれまでか。
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