昨年夏のデング熱に加えて、南米でのジカ熱発生などの影響もあってか、公園等で清掃の際に猫の水皿を空にするところが増えてきているようだ。
ことは公衆衛生の問題なので、ネグレクトだと非難するだけでは解決しない。
また、これから春に向け、暖かくなれば蚊の問題は深刻化するだろう。
水の問題はボウフラの発生源になることだ。
ノズル式の給水器が用意できれば、蚊が産卵することもないのだろうが、外猫すべてに用意することはできないし、飼い猫ではない猫に給水器の使い方がわかる保証はない。
とすれば、水が蚊の発生源にならない方法を考えるしかない。
蚊の防除に関する資料を見ると、デング熱やジカ熱を媒介するヒトスジシマカの場合、水に産みつけられた卵が孵るまでに2〜7日、ボウフラの活動が6〜7日、さらにサナギの期間2〜3日を経て蚊の成虫になるとのこと。
つまり水を10日以上取り替えないと蚊が発生するということになる。
ということは…
少なくとも一週間に1回、水を交換していれば蚊の発生源にはならないはずだ。
外猫の水を一週間取り替えない現場はあまりないと思う。
けれど、そんなことは見ただけではわからない。
だから、「この水は○月○日に替えました」という表示を外猫の水容器につける方法を考えて見るのはどうだろう?
さらにいえば、「7日以上交換されていない場合は、蚊の発生源となる恐れがあるため、水を交換するか捨てて下さい」と添え書きすれば、何日以上が危険なのかを明示することになるのではないだろうか。
例えば100均で売っているPET製のホワイトボード等を使って、水の取り替え時期を表示してみる…とかはダメかな?
実はもうひとつ、飲み水に少量の食用油を入れてみたら…とか考えたんだけど、地面にこぼれたときの油の影響とか考えたら、常に新鮮な飲み水にすることで蚊を防除する方がよさそうだよね?
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