シッポ追いの日々: この一枚アーカイブ

この一枚のブログ記事

     
DSC08689_20140505.JPG
2014年5月14日の「張り込み」から。

気づいたのですが、張り込みっていうタイトルは何回も使っていました。
猫の狩りの仕草はみんな、それっぽいのでつい...(^^;)

暖かくなって夜の撮影がやりやすかったのか、5月は「月猫小夜曲」とか「つきのよるに」のように月と猫を写したものが多かったようです。月も猫も思った位置にはいてくれないので、なかなか大変です。

特別な出来事ばかり追うのではなく、日常の表情を追わなくてはダメだなあ、と当たり前のことを再認識させてくれたのが、「夏なの?」とか「気持ちいいね」「もういいかい?」。ついつい忘れがちなので肝に銘じなくては。

あとの課題は植物とのコラボ。「ツツジと黒猫」なんかもそうですが、どっちか一方に気が行ってしまう傾向が...。
いまはアジサイを狙ってますが、なんかここ数年、花の盛りが短くなっているような?
DSC04134_20140401.JPG
2014年4月9日の「春を探しに」から

先月のコトなのに、4月の出来事はかなり昔のように思えます。
新年度、いろいろ慌ただしかったからでしょうか。
サクラの記憶もすっかり遠のいて、もう梅雨の足跡が聞こえます。

4月は春の予感とともに、昼間、外で出会う猫たちも増えてきます。
そんな春の気配がしたのが「花飾り」、暖かくなった夜の雰囲気を感じたのが「夜の奥へ」。
忙中閑ありなのが「今日はお休みします」、「お留守番」あたりでしょうか。

DSC00438_20140217.JPG
2014年3月1日の「落としちゃった...」から

早いもので月に1回のこのカテゴリもこれで2年分。
今回は、遊び相手の枯葉をなくしてしまった中猫の画像にしてみました。

3月は兄弟との遭遇が多かったようで、「兄ちゃんについてきな」、「きょうだい」、「なんか集まっちゃうね」は、全部違う場所の兄弟たちです。
この時期に増える中猫は「背伸び」、春一番に吹かれる姿は「風、止んでくれないかな...」。
春の訪れは「僕もまた春の一部である」などで表現できていればいいんだけれど...。

DSC00233_20140208.JPG
2014年2月9日の「雪の街」から。

2月は都内に記録的な大雪が、しかも2週続けて降りました。
とくに2度目の雪では、帰宅の地下鉄が途中駅で止まってしまい、2時間半かけて雪の中を歩いて帰りました。

2月のこの一枚は、その2度目の大雪のもの。
大雪を境に見かけなくなってしまった子もいて、影響は今にまで続いています。

1度目の大雪で撮った「護りの樹」も記憶に残る風景です。

寒さの幕間、のんびりとした暖かい日のものが、「気持ちいいね」、「ほら、お腹なでてよ」。

雪こそないけれど、しみじみ寒かった日の写真には「Let's go down to the waterline」、「Cat street #3」などがあります。
DSC05420_20140115.JPG
2014年1月21日の「今日も寒そう...」から

毎年恒例の初日の出の撮影、今年は寝坊しました(^^;)

この写真は、初めて行った街でモデルになってくれたシロ。
ちょっと日本ぽくない感じがしませんか?
実は下町ですが。

同じ街で撮ったものに「そこで何をしている?」があります。
DSC00947_20131211.JPG
2013年12月26日の「Who are you?」から

師走はせわしなく過ぎました。
10月に保護した雌の子猫・Kішка(キーシュカ)が里子に出て、麦ちゃんになったのも12月。

この時期は本格的な冬の訪れに、外猫たちの状態が気遣われる季節です。
だから、「こっちだよ〜」や「歓喜」、「誰か見てるよ?」のような日常を見るとほっとしますし、「やだやだやだ」のような表情を見ると心配になります。

でも、「お母さん?」のような親子や「Cat Fight」のようなボス猫なら、きっと大丈夫。
季節を受け入れている「風に吹かれて」の君や、居場所を見つけている「夜に潜む」の君もね。

また、この時期は紅葉をはじめとする植物界の変化が魅力的でした。
例えば、「紅葉狩り」とか「花の色」とか「冬の彩り」とか「緑の想い」とか。

そうそう、空気が澄んできて夕景も綺麗。ついつい、いつもの構図を撮ってしまいました。
DSC05848_20131102.JPG
2013年11月14日の「電話してよ」から

夜の寒さが身にしみるようになって、夏の子猫たちも寝場所について学んだようです。
写ってはいませんが、実は電話帳の棚の奥に黒猫の子猫が眠っています。

この時期は天候や気温の変化に敏感になるようで、闇と風雨催(あまもよい)雨の夜に洗濯物が乾きやしないなどの内容が多くなっています。
また、空が澄んで夕陽が美しくなってくるためか、落陽夕陽を背になどの落日テーマ、波濤などの海岸テーマ、モノなどの心象テーマも増えています。

あとは表情。いい家でしょう?見られてるぜ?仁義合い言葉は?などが記憶に残っています。
DSC00372_20131002.JPG
2013年10月16日の「Side by side」から

10月はいろいろありました。
昨年に続き、公益財団法人どうぶつ基金の「いのちつないだ・ワンニャン写真コンテスト2013」の「さくらねこ部門」に入選できたこと、シャトン de ミューのカレンダー展に参加できたこと。
おかげで一枚を選ぶのにも苦労しました。

お店番、この子が撮りたくて何度もお店に足を運びました。
影が行く、これは夜間撮影での低照度を逆手にとってみたもの、モデルの歩く方向と速度を予測するのが結構大変でした。意余って...の典型になってしまいましたが...。
虹の橋だ、夕立の後に虹が出たので急いで顔見知りのクロの所へ行って撮らせてもらったものです。
連れてってよ、結局保護することになった子を見かけて撮った最初の一枚。この後、懐に入れて家まで連れ帰りました。

ほかにも、夕暮れの後ろ姿を撮った帰ろうか、あえて猫街の外れでそっぽを向いた猫を撮ったまだお店は開いてないよ、立体迷路みたいなシンプルな解決などが記憶に残っています。

付け加えるなら、この月に撮影した写真でモデルの表情が好きなのものに、なあに?聞いて聞いて!ママ、なにしてんの?などがあります。
「2013年9月26日の「陽がさしてきた」より

冬になってから思い返してみると、あの暑かった9月も懐かしいことばかり。
この一枚は、いつも必死で排除している光の映り込みを逆手に取ってみたもの。かけた時間とモデルの協力の割に、成功しているとは言いがたいのですが、自分では気に入っています。
実際に雨の後、陽が射しはじめた状態で撮影しています。

この頃、まだ暑い午後、あちこち歩いたのが思い出されます。
裏窓荷物番犬だなどは、昼下がりの街を歩いて撮ったものです。
今日は海が騒々しいを撮ったのは昔よく行った海辺、また訪れたいと思っている場所です。

季節感を出そうとしていたのが、外の方がいいよ心地よく秘密めいた場所祭りがあるんだってさ神獣降臨あたり。

そうそう、公園にただひとり残った「クロちゃん」を最後に撮ったのが、ひとり。彼女はこの直後、引き取られて飼い猫になりました。

闇夜の黒猫を撮り始めたのもこの見えてるよあたりからかな?
DSC06860_20130808.JPG
2013年8月19日の「お行儀」から。

8月は暑かったですね。
温暖化のせいか、毎年夏が暑くなって、異常気象が日常になっていく。
ヒトのおかげで猫も大変です。

こちらのよう夏の街猫には、どこか夏休みっぽい感じがすることも、ほかの季節とは違って、こんなアンニュイな表情もあります。
まあ、暑くてくたびれているからかも知れませんが...

こんな風に引きこもってばかりじゃなくて、路地で客引きしたり、用心棒したり、猫も暑い中お疲れさまでした。

みんな元気が一番、とくに子猫は夏でも元気いっぱいでした。
     

2024年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうちこの一枚カテゴリに属しているものが含まれています。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

メールフォーム

旧ブログ

笊の水汲み(〜2010.10)


石川源三郎関係

Genzaburo Ishikawa



Twitterで感想をつぶやく
個別記事の感想は、記事右上の「ツイート」するボタンをお使いください。
感想用ハッシュタグは #tailchaser です。

里親サイトへのリンク













Powered by Tailchaser